しかし、それ以上に重要なのは車かもしれません。
釣具は、釣り船や知人に借りるなど、いろいろな方法によって容易に揃えることは可能です。
それでは、車はどうでしょうか?
もちろん、車もレンタルは可能です。
しかし、気軽に借りられるものではありません。
釣りは車なしでは考えられないという人が多いです。
たくさんの釣具を遠くまで運ばないといけません。
釣った魚を持って帰らないといけません。
行く場所によっては、電車やバスでは行けないところもあります。
このように、車がないと、いくら釣具を揃えても釣りに行けないのです。
では、車ならどのようなものでもよいのでしょうか?
軽自動車に大容量の積載が不可能なように、使い方によってはどのような車でもよいというわけにはいきません。
そこで、釣りに使う車を選ぶ際の重要な条件を挙げてみることにしました。
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それぞれについて簡単にみていきます。
出典:HONDA
積載量・収納量は、もっとも重要な条件です。
先ほども述べましたが、軽自動車にたくさんの荷物を積むことはできません。
つまり、軽自動車では釣りに行けないということです。
これでは、車を持っていてもまったく意味がありません。
荷物の量は、釣りの種類によってかなり異なりません。
波止でアジなどの小物釣りをするのであれば、釣具はそれほど多くはありません。
1人で釣りに行くのなら、軽自動車でも十分です。
しかし、青物狙いのジギングに行くのなら荷物の量はかなり増えます。
大型魚を釣る場合、ロッドやリールなどもそれなりに大きくなります。
もっとも変わってくるのが、クーラーボックスの大きさです。
50リットルや75リットルなどの大型なら、サイズはハンパではありません。
このようなクーラーボックスを複数個も積むとなれば、かなりの積載量・収納量が求められます。
釣りに持って行く荷物の量から車を選ぶようにしないといけません。
荷物を積めないようでは、その車の購入は失敗と言ってもよいでしょう。
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釣りのために遠くまで行く人は多いです。
そのような人にとって気になるのが、車の燃費です。
目的地が近くなら、そこまで気にしなくてもよいかもしれません。
しかし、行くのに何時間もかかるような場所だと、ガソリンの消費量に大きな差が生じます。
当然、たくさん消費すれば、それだけガソリンの購入に費用がかかってしまいます。
釣りに行く時のガソリン代はバカになりませんからね。
少しでも安くしたいのなら、軽自動車やコンパクトカーなど燃費のよい車を選ぶ方がよいに決まっています。
ただ、小さな車を選ぶと荷物が乗らなくなってしまいます。
それに、重い荷物を積み過ぎると、車のパワー不足などの問題により、燃費が著しく悪くなってしまうおそれがあります。
そのため、荷物の量・重さとの関係で車を選ぶようにします。
走行性能とは、いかに安定した走行ができるかということです。
車のクッション性など、求められるものは多いです。
釣りに行く際、もっとも重視したいのが、悪路走破性です。
渓流釣りや磯釣りなど、釣りの好ポイントに行くためには、山路などの悪路を走行しないといけない場面があります。
こういった時には、悪路に強い車を選んでおかないと大変なことになります。
乗り心地だけでなく、最悪走行不可に陥ってしまう恐れもあるだけに非常に怖いです。
目的地に到着するまでの走路の状況により、車を選ばないといけません。
安全性能に優れた車に乗った方がよいことは言うまでもありません。
最近は、危険を予知した時の自動ブレーキ機能や誤発進防止機能など素晴らしい機能が付いています。
特に、遠くへ遠征することが多い人はこれらの機能が付いていると安心です。
万が一の時に、少しでも事故を予防できる車を選んでおくとよいです。
出典:TOYOTA
早朝や深夜に釣りを行う人も多いでしょう。
早めに目的地に到着して時間まで仮眠したり、釣りを終えた後に仮眠して帰る人もいます。
車でしっかりと仮眠するのであれば、車中泊ができる車を選ぶという選択肢もあります。
足を伸ばした状態で寝ることができれば本当に楽です。
このように寝たいのであれば、座席をフルフラットにできる車を探すとよいでしょう。
単に座席を倒して寝れれば十分だという人には、フルフラットまでは必要ありません。
どのような体勢で寝るかによっても選ぶ車がかなり変わります。
積載量・収納量は、もっとも重要な条件であるというお話をさせていただきました。
これは使用を前提とした場合の意見です。
ただ、当然のことながらお金がなければ購入できません。
そのため、まず価格を調べて、自身の予算の範囲内にあるのかどうかを確認しなければなりません。
無理をして高額な車を手に入れても、釣りに行けないのでは意味がありません。
少しでも余裕を持って支払えるものにしてください。
あと、忘れがちなのが、維持費です。
車の購入金額だけでなく、それを購入した後の維持費についてもきちんと考えておかないといけません。
車は、購入すればそれで終わりではないためです。
自動車税や車検には、まとまったお金が必要となります。
自動車税は車の排気量によって、かかる費用がかなり異なります。
総排気量 | 1年分 |
---|---|
1000cc以下(軽自動車) | 29,500円 |
1000cc超〜1500cc以下 | 34,500円 |
1500cc超〜2000cc以下 | 39,500円 |
2000cc超〜2500cc以下 | 45,000円 |
2500cc超〜3000cc以下 | 51,000円 |
※3000ccを超える総排気量の車についても、金額が細かく設定されています。
車検にかかる費用は、法定費用と整備費用から成っています。
法定費用は、自賠責保険料・自動車重量税・印紙代の3つの合計額です。
自賠責保険料は、自家用乗用車・軽自動車・小型貨物自動車及びけん引小型貨物自動車で金額が変わります。
車両の種類 | 自賠責保険料(24カ月分) |
---|---|
自家用乗用車 | 25,830円 |
軽自動車 | 25,070円 |
小型貨物自動車(自家用) | 29,470円 |
自動車重量税の金額は、車両総重量やエコカー減免の有無などで決まります。
なお、エコカー減税は、2019年4月と5月から軽減率が引き下げられました。
今後変更されることがありますので、その都度最新の情報をご確認ください。
エコカー減税については、TOYOTAのサイトが参考になります。
印紙代は、普通自動車も軽自動車も同じ金額です。
車検は、指定工場か認証工場かで受けます。
指定工場とは、民間車検場のことで、自社で車検を完了することができる工場を指します。
一方の認証工場は、車検場に持って行って車検を完了する工場のことを指します。
指定工場で受けるか、認証工場で受けるかで金額が異なります。
整備費用は、車の状態や依頼する業者により異なります。
民間整備工場で受ける方が、ディーラーで受けるよりも安いことが多いです。
心配なら、複数の業者で見積もりを取るとよいです。
任意保険の金額は保険の内容によって変わります。
年額30,000〜50,000円ほどで契約している人が多いように思います。
内容と金額のバランスを考えて決めるとよいです。
さらに、車に乗れば、基本的にはガソリンが必要となります。
電気自動車は別ですが。
ハイオクなのか、レギュラーなのか。
軽自動車なのか、普通自動車なのか。
車種は何なのか。
こういったことなどで、ガソリンの単価や消費量に大きな差が生じます。
燃費とも大きく関係してきます。
遠くへ行けば行くほど、回数が増えれば増えるほど、トータルでのガソリン代は高くなってしまいます。
他には、釣り以外の普段使いを重視する人もいます。
ほとんどの人が、釣り専用の車を購入できるわけではありません。
普段使いのこともよく考えておかなければなりません。
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人によって、車を選ぶ条件はさまざまです。
そのため、まずどの条件を優先させるのかを決める必要があります。
もちろん、その条件には価格や維持費も含みます。
最終的には、条件に合ったものの中から好きな車を選べばよいのです。
基本的には、このような選び方で決めればOKです。
ただ、車種はたくさんあります。
その中から、自身で選ぶのは大変です。
そのため、今釣り車として人気のある車種をご紹介していきます。
参考にしていただければと思います。
ダイハツ ウェイク
出典:DAIHATSU
ホンダ N-BOX
出典:HONDA
スズキ ハスラー
出典:SUZUKI
日産 ノート
出典:NISSAN
ホンダ フィット
出典:HONDA
スズキ ソリオ
出典:SUZUKI
日産 エクストレイル
出典:NISSAN
スバル フォレスター
出典:SUBARU
マツダ CX-5
出典:MAZDA
トヨタ ハイエース
出典:TOYOTA
日産 セレナ
出典:NISSAN
トヨタ ヴォクシー
出典:TOYOTA